治療

看護師

多汗症を治療することによって、今までの生活がより快適になりますし、人間関係も良好に進めることができます。
治療方法は様々あり、それぞれメリットもあれば、注意点もあります。
それぞれの治療法を比較して、自分に合った方法を選択することが重要です。注意点も含めた上で、治療をしましょう。注意点を理解しないと、治療をした後に後悔することになります。
多汗症を治療する方法は、大きく分けて2つです。手術をする方法と、手術をしない方法です。
手術をしないと多汗症は治らない、と思っている人も多いのですが、それは間違った認識で、手術は最終手段として行われます。
安全性を第一に考え、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、自分が信頼できる医師を決めて、治療に専念した方が良いです。

多汗症で悩んでいる場合は、まず自宅でできる改善方法を試すと良いです。
自宅できる改善方法の1つが、自然塩浴という物です。この方法はとてもシンプルで、シャンプー、石鹸やボディーシャンプーなどは使わずに、入浴する時や体につけるものは、自然塩だけという方法です。
なぜ自然塩だけなのかというと、シャンプーや石鹸などが原因で、老廃物が毛穴に詰まっているからです。それを取り除くために、自然塩を使います。
これに合わせて、冷水を浴びるのも行なうと良いです。冷水を浴びることによって、自律神経を正常化することができます。
やり方は、自然塩を直接体に塗ったり、薄めて体に塗ったりするというものです。塩の濃度は決まっているわけでは無いので、自分の好みで行なうと良いです。

多汗症治療で、有効的といわれているのが、ボトックス注射です。ボツリヌス菌という薬を使って、交感神経をブロックすることができます。交感神経がブロックされると、汗腺の働きを一時的に抑えることができます。
ボトックス注射の治療法は、わきの下に数箇所ほどボトックスを注入するというシンプルな方法です。10分~20分程度の時間で手術をすることができます。
この方法は、メスを使うような手術では無いので、手軽に行なうことができます。また、治療時間も短いので、患者への負担が少ないというメリットがあります。
ただ、根本的な解決にはならないので、数ヶ月~1年で効果は無くなってしまいます。

掌の多汗症治療として、よく行われているのが、交感神経切除手術です。交感神経遮断手術やETSとも呼ばれています。
多汗症は、交感神経が優位になったことが大きな原因となっているので、その原因となっている交感神経を取り除いて、多汗症を治すという手術です。
手術の流れは、全身麻酔を行い、脇の下に小さい穴を開けて、スコープを挿入します。それから胸部交感神経を切除します。
20分~30分程度の手術時間で、基本的には入院をする必要はありません。
メリットは、掌の多汗症を治すことができる、手術の痕が目立たない、負担が少ない、というものです。
しかし、注意点もあり、交感神経は戻らない、手が乾きすぎてしまい、頭痛、代償性発汗が起こる可能性がある、というものです。
掌の多汗症としては、とても有効的な手術ですが、脇の下や顔面などの部位には効果がまったく無いこともあります。